こんにちは。8月であるにも関わらず、梅雨のような空模様ですが、いかがお過ごしでしょうか。筆者は家に籠りきりで大豆田とわ子と3人の元夫を一気に観てハマりました(笑)
前回から始まりました回顧録編、今回はラドクリフカメラ周辺の記録を綴りたいと思います。
備忘用なのであまり面白いものではありませんが、頭の中で街や建物を歩きながら、思い出すことを記したいと思います。
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ラドクリフ・カメラは大学であり街自体でもあるオックスフォードのランドマーク的な場所です。日本人はハリーポッターの記憶が強いせいか、同映画撮影地として有名なクライスト・チャーチというカレッジの建物への印象が強い方が多いようですが、この町に訪れたのであれば、まず向かうべきは、ラドクリフ・カメラです。18世紀半ばに建設されたドーム型の図書館で、学生たちからはRad Camという略称で親しまれ、勿論今でも学生が勉強する図書館として現役です。この建物に限らず、多くの建物が今日も現役で利用されており、ただ景観として美しいだけでなく研究生活の一部となっているのが、街の魅力だと思います。
私も在学中はこの図書館にとてもお世話になりました。この図書館の中身や、私の思い出については次回、ご紹介させて頂ければと思います。
(写真 High.St.)
立地は、High St.をカウリーからまっすぐ歩く途中のQueen's Collegeを通り過ぎた後、右手に現れるセントメアリー教会を目印に一本入った広場のど真ん中にあり、セントメアリーを背に目の前が見紛うことなき丸いドームのRad Camです。この広場は石畳になっていて、とってもお洒落なのですが、学生のみからすると歩きにくくてチャリも漕ぎにくいエリアです。学生は皆、Rad Camを囲う黒い柵の周りに自転車をとめています。イギリスでは、チャリの盗難がかなり頻発しており、鍵を付け忘れた日にはあっという間に無くなってしまうのです。
ちなみに、右手にはAll Souls College 奥にはBodleian Libraryです。このRad Cam、Bodleian Libraryを左手に道をまっすぐ進んでいくと、間も無く右手にHertford College、そしてそのカレッジに所属するBridge of Sigh(溜息橋)、さらに左手に入学式・卒業式を行うSheldonian Theatre、交差点から右手に見えるKings Armsというパブは立地もよく、夜中まで学生で賑わいます。イギリスでは、夏になるとPimmsという、リキュールにイチゴなどのフルーツやミントを入れたカクテルを飲みますが、個人的にはこのパブでそのPimmsを飲んだのが思い出です。
この交差点から左手がBroad St.が伸びていて、Trinity College など歴史あるCollege群が連なります。Broad St.にある本屋さん、Blackwell's Bookshopはただの歴史ありそうな本屋さんですが、中に入ると想像以上に広い空間が広がっていて、品揃えもバッチリで好きな場所でした。かわいい雑貨なんかも売ってます。
先程のKings Armsがある交差点に戻って、右手がHolywell St.です。こちらに真っ直ぐ行き、St. Cross Rd.を少し北上すると、すぐ右に 法学部、経済学部、我らがDPIRの建物(Manor Rd. Buildingという名前です)、St. Cat'sが見えてきます。こちらの方面には食べ物を売っている場所が少ないので、ここら辺の学部の学生達は決まってHolywell St.のど真ん中にある、The Alternative Tuck ShopというベーカリーやEdamameという和食屋さんに行きます。私もここのベーカリーには大変お世話になりました。すごい美味しいとかじゃないのですが、価格が良心的で、種類が豊富なのが魅力です。甘いお菓子パンからホットサンド、サモサまで売ってます。確かここは現金オンリーだった気がするので、そこだけご注意頂きたい処です。
(写真 Holywell St.)
(写真 St.Cross Rd とManor Rd. )
もう一度Kings Armsがある交差点に戻り、真っ直ぐに進む道はParks Rd.です。この道を少し北上すると、右手に見えるのはPitt Rivers Museumです。あまり大きくない博物館ですが、外観・内装も美しいですし、少し立ち寄るには良い場所です。
ここまで歩いてくると、先程の風景と少し様子が異なることに気づくでしょう。ハイストリートの辺りのCollegeは大体、蜂蜜色の建物で、まさに皆さんがガイドブックを見て期待した風景広がっていた筈です。Queen's Collegeは14世紀設立、Hertfort College 13世紀設立のようなので、日本では想像できないくらい古い建物です。対して街の中心から離れると、次第に新しく建てられたCollege達が姿を表します。例えば、先程のPitt Rivers Museumから道を挟んで反対側、左手辺りに見えるKeble Collegeは赤茶色のレンガが特徴的で、19世紀後半に設立されたようです。さて、このカレッジを通り過ぎると右手に見えるのがUniversity Parksです。ここは芝生が広がっていて、春には様々なお花を楽しむ事ができる場所です。夏場は部活の練習でよく利用しましたし、コースメイトとピクニックをしたこともあります。
公園の中はそれなりに広く、南北に小道が伸びているのですが、この道を北に進んでいくと、私が一時住んでいた、Lady Margarett Hallが見えてきます。以前寮生活時代の写真については投稿しましたが、このCollegeでの思い出もいずれお話し出来ればと思います。
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2022.01.26 06:50