イギリス大学院受験記④各出願書類の準備時期と応募時期

こんにちは、さて、今日はいつから準備して、いつ出願するのがいいのか、私のケースを元にお話しさせて頂きます!


まず、いつ出願というのは、これまでにも少しずつ触れてきたように、ローリング・アドミッション形式をとる殆どのイギリス大学院に関して、差はあれど年内が望ましいです。ですが、絶対そうでなきゃいけないということは全くないです。


つまり、2018年進学の私は2017年内になるべく殆どの大学への出願を終えました。具体的な学校名と出願日は受験記①に記した通りです。


出願準備は受験する年の秋頃に全ての書類準備を終えることを目標に計画を立て、行っていくのがベストだと思います。


準備に関しては、色々ありますが、一番最初に志望校を絞り始めるのはなるべく早く行い、必要があれば海外大学院のフェアみたいなイベントにも参加したりした上で、


受験の1年くらい前から…何となく専攻分野方向性を決め、


受験する年の6-7月頃には…出願校を最終決定します。


その他の主な出願書類の準備目安(私の勝手なおすすめですが!)は以下の通りです

1. IELTS... できれば受験する年の春3-4月くらいまで

イギリス大学院の中には、英語のスコアを後から提出することを認め、英語を選考基準に含まないという大学もいますが、いずれにしろ最終的にはスコアの提出が求められるので、後回しにして焦るよりも、早めに必要スコアを取得するのが得策です。


ちなみに私はOxfordのコースrequirement であったIELTS 7.5を取得できたのが出願締め切りの前月,2017年12月でした。私はギリギリまで英語の必要スコアが取れなかったために、他の書類作成や卒論執筆と同時にこれらの勉強を行わなければならず、本当にストレスでした。皆さんにこんな思いはして欲しくないので、早め早めに自分を追い込んで頑張りましょう!


2. 志望理由書( PS)... 早め早めに書き始め、何度もproof read を重ね、読み返し、受験年9月頃までに基本のドラフトを完成させましょう!


Personal Statementは受験において非常に重要な部分です。出願校によって字数の制限や、求める内容が若干異なることもあるので、まずはよくチェックします。

そもそも、PSの趣旨は、「この大学のこのコースに何故自分がどうしても行かなければいけないのか。自分がそこで学ぶことで、大学や社会にどんな貢献ができるのか。」ということを大学側に納得させることにあります。

つまり、同じ専攻であっても何故この大学がいいのか、ということが言えなければなりません。そして勿論、大学にとって私が入学することがメリットであると思って貰えるように、自分の強みをアピールすることが大事です。

作成する上で大事なのは、もうこれ以上直しようが無いと言えるまで徹底的に推敲を重ねることです。ざっとドラフトを書いて、何回か自分で手直しを加え、これでいいかな、と思ったら、是非周りの英語の先生、大学の先生、ネイティブの友達などからどんどんアドバイスをもらってください(代わりに書いてもらうのはダメですよ!)。大体皆言うことは点でバラバラなので、この表現がいいとか、こう言うことをいった方がいいというのは、鵜呑みにしすぎず、上手く取り入れていってくださいね。最終的には、自分が伝えたいこと、自分の熱意が直に伝わるのが最も重要です。ちなみに、beoさんでは、無料サポートを受けていると1度だけ添削をしてくれます。また、同様のサポートで、先輩合格者のサンプル志望動機を読むこともできます。

特に1000wordsを超える字数指定の場合は、より自らのオリジナリティが発揮できる場があるので、自分の強い思いがどうしたらちゃんと伝わるのかよくよくよーく絞ってみてください。

また、先輩受験生から教えて頂いたお勧め参考書は

アルクの留学応援シリーズ「留学入試エッセー」や「エッセーと推薦状」です。

amazonでも手に入るので、是非チェックして見てください。


3.推薦状...なるべく早く依頼しておく。出願時までに完成しなければならないので、それが可能になるように!


推薦状もまた、自分自身をアピールするのに当たって非常に重要です。

よく、学部長や校長など、より権威のある立場の先生の方がいいの?と言うお話も聞きますが、(おそらく有名な研究者の先生であるに越したことはありませんが)それ以上に大事なのは出願者について、当人の能力や良さをどれほど良く知っていて、どれほど良く書いてもらえるかです。ゼミの先生や、得意だった授業の先生、学部中の留学経験があればその留学先で良い成績を取れたクラスの先生(そうすることで英語が使えることをアピールできるはず)にお願いするのが望ましいかと思います。先生方はお忙しい中推薦状を書いてくださるので、くれぐれも感謝の気持ちをお忘れずに!ですが、忙しすぎて忘れられてしまうこともあるので、出願に間に合うように必要があればリマインドもお忘れずに。


推薦状の形式は、よく推薦状を書かれる先生ならご存知であるかと思いますが、基本的に

・大学のロゴ付きの封筒、厳封された状態(beoなどを通じて出願する場合で、紙媒体の提出を求められたとき)

・大学のロゴ付きの用紙に印刷

・印刷されたものに直筆のサイン入り

が必要です。beoなどの仲介業者に頼らず自分で出願する場合は、ネット上でアカウントを作り、出願手続きを進めて行く中で、推薦者のメールアドレスの入力が求められ、そのアドレスに大学側から推薦状の要求のメールが送信され、受験者を介さずに推薦者から大学側に直接ネット上で提出する形になります。

社会人の方の場合は大学時代の教員か、職場の上司でも構わないはずですが、これらは大学によって異なることがあるので、事前によくサイト上で確認してくださいね。


4.  Curriculum Vitae (CV)... 志望動機書と同時進行で進める

大学のHPで出願書類のリストを見ていてCVというワードが書いてあって、「これは何だろう...?」と検索する方もいらっしゃるかもしれません。これは、要するに履歴書で、大学によっては必ずしも必須書類ではなかったりするかもしれませんが、皆さんのこれまでの実績をPS(personal statement)に加えてアピールするにはうってつけです。例えば、500wordsのPSでは書ききれなかった実績も、ここに書いておけば見てもらえるかもしれません。基本的にwordで作成するもので、大体の形式のようなものはgoogleで検索すれば出てくると思います。私もネット上のものを真似して書きました。私の場合は、EducationとWork experienceという2項目に分け、大学時代の留学経験や、学部での実績(卒論のテーマ、奨学金を表彰された経歴、GPAの具体的な数値や、何人いる学部全体でトップだった...など)や、専攻や英語に関係するインターンやバイト履歴(NGOなどでのインターンや、タイでのボランティア、アメリカ人高校生への日本語家庭教師のバイトなど)について書きました。特に成績などに関しては具体的に、アピールできる数値を示すことが重要です。例えばGPA3.8は他の大学ではある程度誰でも取ることのできる成績であっても、受験者の所属する大学では数百人中のダントツトップの成績かもしれません。この場合、GPAを示すとともに、それが何人中何位であったのかを(それがもし分かるようであれば)記すのが得策です。


これがメインの作成書類で、あとは大学によって少しずつ異なったりします。

書類は、基本的にネット上での提出で、PDF形式が基本です。

成績証明書は発行するだけですが、当然英文である必要があるので、余裕を持って発行するようにしましょう。大学在学中に留学経験があり、そこである程度高いレベルの授業を受講し、良い成績を収めているのであれば、そこで発行された成績証明書一緒にスキャンして一つのファイルにして提出しても良いかもしれません。












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C’est la vie!

大学まで留学経験の無かった私(大学1年秋のTOEIC570)が4年次にIELTS7.5を取得し、Oxford大学院に進学します。うまくいく保障はないけど、何事もやってみなきゃわからないもの。 私が上手くいった方法が、必ずしも皆さんのベストな考え方や勉強方法に当てはまるわけではありません。 それでも、少しでも参考になりますよう、私のこれまでや、これからについて、書きます!