(カンボジア・アンコールワットにて。2018年4月)
はい。長いタイトルで申し訳ないです。(笑)
アイエルツ 専門学校に通い、少しコツを身につけたものの、そこから実際に目標スコア7.5に到達するためには色々と努力しなければいけませんでした。
私も、スコアが実際に習得できた最後の最後まで、なかなか成長を実感することもできずに勉強していたので、結局何が最も効果的だったかを断言することはできませんが、兎に角私がIELTS勉強最後の3ヶ月間に行ったことをお話しします。
①「IELTSノート」を作り、一冊終わらせる目標で勉強
なかなかコツコツ型の勉強が苦手な私は、成果が目に見えるように、A5で100枚くらいのリングノートを購入し、「これを終わらせられたら7.5が取れる」と自己暗示をかけて勉強していました(笑)。
とりあえず、このノートと問題集1冊さえあればどこでも勉強できる!って感じなので結構便利でした。
字が汚いため、他人に見せられたものではありませんが、このノートには大まかに
1ページ目: 目標とスコアを習得するために必要な正解数の一覧
(overall 7.5以上、各セクション7.0が目標で、35/40正解=8.0, 33/40=7.5, 30/40=7.0と書いてありました)
2ページ目〜: 公式過去問集のリーディング・リスニングの正解数
いつ、各パートで何問ずつ正解したかが一覧でわかるように記録をつけていました。正解数が以上に低い部分(IELTS10のTest2, listeningのpart4など)がパッと見で分かって復習できるよう、マーカーを引いていました。こうして一覧した時に、安定して高いスコアが出せるようになった問題は解き直しをやめ、苦手な回のものが点数を上げられるように努めていました。
4ページ目〜: 単語一覧
ここでは、
・リーディングで分からなかった単語で、解答を導き出すのに必要だったもの
・リスニングでスペルをミスしてしまったもの
・スピーキングで使えそうな単語・フレーズ(詳細を後述します)
などをそれぞれ一覧にして書いていきました。
15ページ目くらい〜:ライティングのモデルアンサーの分析(主にパート1部分)
ここでは、パート1のハイスコアのモデルアンサーを人気なアイエルツ 勉強サイト(IELTS Lizなど)からひっぱてきて丸ごと写し、それぞれ異なるタイプの図でどのように文を構成して言い換えをしているか、どのような表現をしているかをマーカーやコメントを入れながら分析し、自習していました。
私がマークするときに特に意識していたのは
・使用されるディスコースマーカー
・ピックアップされている情報、パラグラフの分け方
・数値の表現方法
・主語と述語、前置詞
・関係代名詞や代名詞が指す単語
・問題文にある単語や既に使ってしまった単語の言い換え(パラフレーズ)
がどうあることによって、よりネイティブっぽい表現になるのか、どうしたら真似ができるか考えていました。
偉そうに書いていますが、実際はこんなしょぼいものです(笑)
それでも、これを棒グラフ、パイグラフ、ダイアグラム…と一通りまとめておくと、どの図でどんな表現が適切かが少しずつ分かってくるので、私にとっては役に立っていたと思います。
ノートの残りは、思いつきで新しい表現を書き加えたり、ライティングのタスク2で、タイプ別(cause&effect/agrree&disagreeなどなど)に使えそうなフレーズをまとめたりしていました。こうしたフレーズもネット上のネイティブに人気そうなIELTSのサイトから書き出していました。
ただ、タスク2は文章が長く、色々な表現がありすぎてだんだん書くのが面倒になったので、途中からwordにして印刷して持ち歩いていましたが(笑)
また、後ろの半分はひたすら問題解答用紙として、問題集を解くときに使っていました。
問題を解いた後は、時々なぜその箇所をミスしたのか、理由を書き出したりしていました。
全部同じノートにまとめちゃえばいつどこで間違えたのかも遡ることができて便利ですよ!
さて、実際には数ページ空白が残ったこのIELTSノートでしたが…怠け者の私にしては頑張りましたし、とても役立ったと思います!!
コツコツが苦手な方はお試しあれ!
②大学にて恩師との出会い!
受験時、大学4年生だった私は、スピーキングに伸び悩んだ際に大学のサービスをフル活用することを決めました(笑)
母校には英語を話すことができるラウンジがあり、そこには留学生や、ネイティブの英語学習アドバイザーの方がいたので、その場所になるべく赴き、英語を話す機会を増やすよう努めました。ネイティブの友人がいるのであれば、そういった人たちと話すことでなるべく毎日英語を話すことはIELTSスコアアップにおいても重要です!
そして私の場合…
このとき出会った学習アドバイザーの先生方が、とても親身にスピーキングのコツについて教えてくれました!!
以下、恩師が教えてくれたことについて書きますね!
③スピーキング・ライティングの評価基準を正確に把握せよ!
アドバイザーさんがまず最初に私に聞いたのが、「ところで君、スピーキングとライティングはどうやって評価されてるか知っているかい?」ということでした。
そりゃ当然知ってるぜ!という思った私。しかし実際には全然分かっていなかったのです。
皆さんは、評価の4つの基準をご存知ですか?それぞれの基準において、どれくらい出来ればどのスコアになるか、ご存知ですか?
実は、この基準を教えてくれる表は、ググればすぐ出て来ます。
IELTS Speaking band descriptorsとIELTS Writing band descriptorsとググってみてください。そして、よく読んでください。
自分に何が足りなくて、どうすれば伸びるか、伸びてくるはずです。
④スピーキングのLexical Resourceを増やす
スピーキングの評価基準の一つ、Lexical Resourceを増やすのに必要な作業が、さっきのIELTSノートの下りでもお話した使えそうな単語・フレーズのリストアップです。
具体的には、
⑴スピーキングで出題されそうなジャンルを片っ端からあげてみる(私の場合family, food,health,internet, media, environment, society, work, travelなど)
⑵角ジャンルごとに話す内容を考えた時に、表現したいけど知らない単語を調べ、リストにする(例えばfoodに関して、栄養のある=nutritious,wholesome 食欲をそそる= mouth watering、juicy=succulentなど)
⑶リストアップした単語を使って話す練習をする(無理やりにでも一度に全ての単語を使って話す練習をして行く中で慣らしていく)
といった感じでスコアアップに直結するボキャブラリを増やしていきます
また、ネット上にはIELTS speaking vocabulary などとググると、有用なボキャブラリやフレーズがたくさん出てくるので、これらをリストにしておくのも重要です。
例えばとっても嬉しかった時を振り返る時に I was over the moon 、良くも悪くもあることに関してdouble-edged sword (諸刃の剣)などといった単語を使えるとスコアアップに繋がりそうですよね!
さらに、一番良く使いそうな形容詞や名詞などの難しめのパラフレーズのリストも作っておくと、頻繁にハイレベルの単語を使って試験官にアピールできるのでオススメです。
例えばbeautifulをscenic, breathtaking, picturesqueなど、excitingをstimulating, interestingをintriguing などといった感じで言い換えられそうです。
⑤スピーキングのFluency and Coherenceを伸ばす!
このために必要なのが、録音→復習の反復練習です。
これは自分一人でも出来ることなのでどんどんやりましょう。最初は気が進まないと思いますが、とっても役に立ちます。要するに、
⑴問題集の問題を本番通りに答え、それを録音する
⑵録音したものを聞き直し、
・ズバリスコアにしたらいくつか
・なぜそのスコアになると思うのか
・どう言えたらスコアを上げることができるのか
について考えます。改善策を見出したら再び解き直して聞いてみましょう!
この繰り返しは私だけでなく、誰にでも必要な練習だと思います!また、ライティングについても同様に、問題を解いたらそのままにせず、客観的に見直して復習するのが大切ですよね。
⑥シャドウイングでPronunciationを伸ばす!
最後に発音もスピーキングの1/4の成績に関わっていることを忘れないでください。
これを伸ばすには、
・youtube上でシャドウイングが練習できる動画を探して練習する
・文章とネイティブの音声のある教材を探し、⑴最初に自分で文章を読んだものを録音し、⑵次に録音したものとネイティブの音声を聴き比べ、アクセントや間の取り方の違いを見つけ、⑶ネイティブの見本に近づけられるように反復練習
といったことをしていけば着実に良くなっていきます。
まとめ
こうしたアドバイスを頂きながら頑張ってもなお、(先述したように)なかなか良くなっているという実感が湧かず、不安に押しつぶされそうになりながらギリギリまで勉強し続けました。
最終的には、どんな問題に当たるかによってスコアも変動するので運もあると思います。だからこそ、絶対無理だと諦めずに、最後の最後まで頑張ることが大事です!
正直、IELTSを昨年の12月に受験してから暫くですが、もう受験したいとは思いません(笑)
それでも、一生懸命頑張ったことで、帰国直後よりも実際の英語力もスコアとともに格段に上がりました。最終的にはそれを実感することができました。それでもまだまだ、現地の大学院で授業に楽々ついていけるとは到底言えず、不安ばかりですが…汗
とにかく、私のギリギリ圏外→IELTS5.0→6.0→7.5へとステップアップした経験が、皆さんの何かお役に立てれば幸いです。お互い頑張りましょうね!
それではまた!
0コメント