英語についても、大学院全般についても、大まかなところまではざっと話してきました。
今回は特にオックスフォード大学に出願する際の推薦状についてお話しします。
なるべく早くから、「誰が私を良くアピールしてくれる」かを考える
推薦状は、「社会的地位が高い人であればあるほどいい」と思っていますか?
実際には、推薦者の地位が一教授か、学部主任か、学長かは、その内容に比べれば大して重要ではありません。
それ以上に、その推薦者がどれほど出願者のことを熟知し、客観的に出願者がどれほどアカデミックな面で長けているかを書けるかが重要になってきます。
つまり、
・あなたが優秀な成績を残した授業で、
・かつその授業内でよく先生とコミュニュケーションをとっていて
・他の教授より親しい
方が望ましいでしょう。従って推薦状の1本目はゼミの先生に頼むことが殆どです。ゼミは通常1~2年間継続のところが多いですから、自然と先生も学生のバックグラウンドについて詳しくなります。私にとってはゼミの先生はオックスフォード出願の決め手になったスーパーヒーローでしたから、もちろんお願いしました。
私の場合は、学部の授業が好きだったのもあり、授業では前の方に座り、よくいろんな教授に質問して関心を深めていました。その中でも特によく質問をしに行っていて、毎回丁寧に応じて頂いていた尊敬すべき先生に2本目をお願い致しました。
問題の3本目ですが、私は1年間のアメリカ留学があったので、アメリカの大学で必ず1人の先生に推薦状を書いて頂こうと留学開始当時から心に決めていました。
そうすることで、所属する大学に関わらず高評価をいただいているということがアピールできると思ったからです。
また、英語でしっかり専門分野授業についていっていた、という証明にもなります。
そのためにも、なるべく専門分野の授業で一番良い成績を残すよう、留学中は必死でした。
もしあなたがまだ大学2・3年生であるとしたら、どの先生に推薦状を書いて頂けそうか、授業を受けながら考えてみてください。もちろん、GPA自体とても重要なので、全ての授業で手を抜かないのがベストです。
帰国前に、お世話になった先生の一人に推薦状の件を前もってお願いし、帰国して再度連絡を取り合いながら、絶対に締め切りに遅れることがないよう、着々と準備を進めていきました。
出願先大学・コースごとの推薦状についての指示を公式サイトから抜粋し、一覧にしてそれぞれの先生にお願いしていました。推薦者の方は他のことで忙しい方が殆どなので、出願者が自分で責任を持ってリマインドしましょう。また、感謝の気持ちを忘れてはいけませんよね。
あとは以前書類準備に関する記事で書いた通りです。
何通も推薦状をお願いするのは先生方のご都合を考えると本当に申し訳なくなることが多々ありました。今振り返っても、推薦状のやりとりもなかなか体力を要するものでした。
快諾して下さった先生方には、本当に、大変お世話になり、感謝してもしきれません。
社会人の方で、上司の方に推薦状をお願いする場合にも同様に、あなたが一番頑張ったことをよく理解して下さっている方にお願いするのが良いと思います。
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