(最近よく自習に利用するBodleian 図書館入り口にて。観光スポットとしても有名)
またも間隔が空いてしまいました。
(何かの不具合でパソコンのアカウントにログインできなくなってしまい、投稿が難しくなってしまいました)
オックスフォード大学では3学期制をとっており、各学期8週間ずつの構成のため、すでに5週目終わりの現在(11月10日)は1学期目の後半戦に突入したところです。1学期2ヶ月というのは、とてもあっという間です。この小さな街でも先日のアメリカ中間選挙の結果について活発な議論が交わされていたようです。また、明日は第一次世界大戦終戦100周年記念という歴史的な日を迎えるようで、何かセレモニー的なものがあるそうな。
さて、そろそろ今年の受験生はオックスフォード出願、イギリス大学院出願に備えているところでしょうから、久しぶりに私のへっぽこ出願体験談に話を戻したいと思います。
今回は2本のアカデミックエッセイについて。
全てのコースではないかもしれませんが、私の出願したコース(International Relations)では、2本のアカデミックエッセイ(各2000words/文献抜きの字数)の提出が求められました。
以前もざっくりと説明したかも?しれませんが、私は色々と考えた結果、新しくエッセイを書く時間も無いと判断したため、
・アメリカ留学時に提出したエッセイ「ロシアとアメリカのエネルギー安全保障における戦略について」の修正版(現地で一番評価のよかったpaperだったため)
・卒業論文として迷走しながら執筆していた「ASEANにおける『人間の安全保障』とロヒンギャ問題』の英語簡略版
の2本を提出しました。
前者はどのように修正したかというと、日本の母校の大学に専門家で以前から授業でお世話になった先生がいらしたので、その方にアドバイスを頂きました。頂いたアドバイスは基本的に、2000ワードという短い文章の中で、いかに自分の考えを効率よく展開できるか、情報源を明確にしていかに説得力のあるエッセイを書くかということだったと思います。なので、留学先の授業で提出したものより字数を削りながら、字数に入りきらない説明は脚注を利用して、自分の意見を展開する部分においてもしっかり論拠を示せるようにしました。
後者はざっくりいうと「指導教員が忙しく自分で全てアイディアを組み立てようとした結果、悲惨なほど迷走していた卒業論文」の途中経過を短く英語でまとめたものでした。何故これがオックスフォード大学に受けれられたのかは謎ですが(笑)。また、こちらのエッセイはbeoの添削サービスに一度お願いしました。専攻は全く異なりますが、オックスフォード卒業生のネイティブ添削スタッフが相談に乗ってくれ、わかりやすくかつアカデミックな単語を織り込めるように指導してくれました。要するにproof reading ですが、有料サービスで高かったので英語に自信のある方や周りにアカデミックライティングを得意とするネイティブの方がいるのであればその方にお願いするのがいいかもしれません。結局、私の提出したエッセイの何が良くて何が悪かったのか客観的にはわかりませんが、少なくとも大量の英語・日本語文献を使いながら一貫した議論ができるようには心がけたと思います。(ちなみに後ほど迷走した結果提出した卒業論文は、指導教官より学部レベルとしては優れた考察ができていると言って頂けたものの、学術論文としては(そもそもリサーチ方法論の知識が欠落していたため)非常に未熟なものだったと思います。修士論文でリベンジしたいです。)
また両方のエッセイの冒頭には、このエッセイがどこから来たのか(以前どこの何の授業において執筆し、どんな評価だったかなど)を明記しておきました。各エッセイは、合計で各20前後の参考文献を利用しました。
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