(写真は昨年12月のヴェネツィア。今は観光客もなく水が澄んでいると聞きますが…)
今回引き続き就活についてお話しする予定だったのですが...
今日たまたまイギリスで初めてピルを処方して貰ったのでそれについて少しお話しします!
男性にはあまり関係のない話かもしれませんが、日本はピル後進国でイギリスは先進国。
私は以前から生理の症状が重かったのですが、大学になると多忙さからか、症状がさらに重くなり生活に支障が出るようになりました。所謂PMS(月経前症候群)でした。
生理前に毎回熱が出て風邪のようになったり、異常な量の経血が出たり、更には一時的な鬱のような症状まで... 一度は母の勧めで漢方薬を使用したのですが、これが全く効果出ず...
毎月一週間はこんな感じなので、その間は作業効率も落ち、身動きが取れなくなったりしてとても困っていました。
留学中に勉強に支障が出ると困るので、渡航半年前くらいからピルの服用を始め、これがよーく効いて、症状がだいぶ楽になり、ホルモンバランスの乱れに生活が振り回されることはなくなりました。
私も当初はピルって避妊目的で飲むためだけのものだと思っていて、産婦人科に行ってこの薬を貰うことにもとても抵抗がありましたが、日本ではまだまだピルってとってもマイナーだそうです。私も薬剤師の母に一度は服用を反対された過去があります。
勿論血栓などのリスクも若干はありますが、それを差し引いても私にとってピル服用のメリットはとても大きかったです。PMSのためでも避妊目的でも、ピルに対して何となく偏見がまだ日本ではある気がするので、無くなればいいな、と思ってちょっと私の経験をお伝えしてみました。ご興味のある方は是非一考されてみても良いかと。産婦人科で気軽に相談できますよ!
さて、日本でピル服用の最大の欠点はそのコストです。ピルは基本的に約1ヶ月分が1シートでまとまって入っていて、そのシートに入ってる小さい錠剤を1日1錠服用するのですが...このシート、1ヶ月で約2500円です。高い!
その一方、ピル先進国イギリス...NHS加入で何とピル無料!その方法は簡単、GP(かかりつけ医)でピルの処方をお願いして処方箋をもらい、それを薬局に持っていくだけ!薬局では通常処方料がかかりますが、ピルの処方には一切かかりません。
オックスフォードではカレッジごとに指定されたGPがあり、入学時にそこに登録していたので、今日はそこに問い合わせてみたところ、「すぐ処方箋の用意ができるから取りに来い」
とのこと。あっさり受付で処方箋をもらい、一瞬で3ヶ月分のピルが手に入りました。
以前からピルがNHS加入であれば貰えるということは知っていたのですが、面倒臭くて日本に帰国した際に処方して貰ってました...もっと早くこの手軽さに気付いていれば...!!
処方されたピルはGEDAREL 30/150というもので、日本でマーベロン28を服用していた私には効いたこともない名前。服用方法は同様のようですが、効果に違いは出るのでしょうか...
とりあえず日本のものがなくなりそうなのでこちらにトライしてみようと思います。
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2020.03.23 09:29